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神戸市知的障害者施設連盟職員部会総会ならびに研修会

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神戸市知的障害者施設連盟職員部会総会ならびに研修会

とき:平成30年5月25日金曜日13:45~16:30

場所:神戸市勤労会館

参加人数:28名

 

研修会については神戸市保健福祉局 障害福祉部障害者支援課 自立支援係 相談支援・虐待対策担当 渡邊洋子係長を招き、講演をして頂きました。簡単ではありますが内容を紹介します。

 

神戸市の主要施策について

・親なき後対策の強化(障害者に対し介護できる人がいなくなるという意味)

(1)(仮称)障害者支援センターの整備

在宅障害者福祉センター(3か所)及び在宅福祉センターを転用し、(仮称)障害者支援センターの全区設置に取り組み、各センターに障害者見守り支援員(内容・支援員となる条件等は未定である)を置く方針である。

平成30年度は、4区(灘、兵庫、垂水、西)障害者見守り支援員を配置し、障害者の見守りを行うと共に、日中活動の場、緊急時(災害等)の短期入所を実施する。

 

(2)市街地における障害者グループホームの設備促進

現在、グループホームは、北区・西区に多い状況であり、市では平成26年度より、障害者グループホームについて、市単独の改修助成制度を設け、整備を促進しているが、平成30年度から、市街地における整備を促進するため、人口集中地区において既存建物を改修などしての、新規に障害者グループホームを開設する場合については、定員数による制限を撤廃するとともに補助率を引き上げ、補助を拡充する。

 

・特別養護老人ホームにおける高齢障害者の受け入れ促進

市の調査によると、知的障害の方は施設入所の希望が高く、65歳以上の高齢障害者は介護保険給付が優先されることから、特別養護老人ホームが主な入所先になると考えられる。

また、障害者入所施設は市内では、西区や北区に多いが、障害者の地域移行が国の障害者施策の大きな柱として推進され、障害者支援施設の新規整備が望めない為、市街地での整備は難しく、住み慣れた地域で高齢になっても安心して暮らせる場である特別養護老人ホームでの受け入れに期待される部分である。現状では、介護保険制度の重度障害者を受け入れ支援員を配置した場合の加算制度があるが、市内の特別養護老人ホームで加算を算定できている施設はない。

現在の算定要件としては介護保険制度の重度障害者15名以上の入所が要件であるが、5名に緩和されるが条件があり、条件としては障害の特性に配慮した対応ができるよう、平常時から高齢者や障害者といった要援護者を地域で見守り、災害発生時の支援機能を担う要援護支援センター(設置予定)に指定する特別養護老人ホームを中心に、支援員を指定した場合に緩和できる加算性度を神戸市が単独で創設する。との説明を受けました。

 

・主要施策を聞いて

自施設からも入所していた方が高齢となり、特別養護老人ホームへ数名移行しましたが、重度障害者を受け入れることでの加算が取れていない事を聞き、高齢知的障害者の方や受け入れてくださった老人施設の現在の状況が気になりました。今後の職員部会の研修等で、知っていけたらと感じました。

 

講演の様子です。

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